2017.04.12
お金や物の価値が日々変動するように、言葉の価値も日々変動している。言葉の価値の言い方を変えると「言葉の重み」ともいう。
言葉の価値はどのようにして決まるか。それはズバリ言葉の「使用頻度」である
ダイヤモンドの価値がなぜ高いのかというと、それは世の中に出回っているダイヤモンドの量が非常に少ないからである。
1トンの岩石からとれるダイヤモンドの量は1g未満だ。
言葉もダイヤモンドと同じである。
言葉の場合は使用頻度が高ければ高いほど価値は低くなるし、逆に頻度が低ければ低いほどその言葉の価値は上がる。
言葉は大切に使うべきだ。
特に「好き」という、対象に対して最大限の評価を表す言葉はむやみやたらに使うべきではない。
言葉の価値が高い人間を例に出すならばそれは評論家である。
評論家はやみくもに
「この作品は素晴らしい」
「この作品が大好きだ」
「最高傑作だ」
などとは言わない。
簡単に評価しない人から評価された作品こそ本当に価値のある作品といえる。
恋愛に関してもそうだ。
多くの女性に対して好きという言葉を多用する女たらし男の「好き」は極めて価値が低い。
恋愛に関しては受け手側の人間も言葉の価値を理解する必要がある。
女たらしの男にひっかかる女は「価値の低い好き」で物にできるそれだけ安い女というレッテルを貼られてしまうからである。
自分の言葉の価値はどれくらいだろう。
言葉の価値をどれくらい理解しているだろう。
大切な言葉は本当に必要な時に使うようにしよう。
言葉の価値がさがらないように。