動画制作コラム

2016.06.12映像・動画マーケティング

事例から見る「WEB動画」の活用方法とマーケティング

web動画の活用方法

 WEB動画は、初めは見て楽しむことを目的として作られていましたが、今では販売目的や企業ブランディングの広告として利用されることが多くなっています。今や動画広告市場は300億円以上の規模になっていると言われています。それだけ、WEB動画の訴求効果は大きいと言えます。

 

販売目的としての役割を担うWEB動画

 WEB動画と言っても、その用途によって様々な工夫がされています。

 

商品プロモーション用動画

 多くの企業や事業者が、これから更に利用する可能性が高まっているのが、商業目的の動画です。これは、インフォマーシャルの普及が、急速に右肩上がりなってきていることからも分かりますが、これからは商品やサービスを販売するためには、動画が欠かせなくなっていることを肌で感じていることと思います。

 画像とコピーだけでは伝えられない商品・サービスの魅力は、動画であれば伝えきれるということですね。

 商品自体を詳しく説明する動画、使用感を伝える動画、お客さまにとってどれだけの価値があるのかを伝える動画など、様々な映像の効果が期待できます。

「ドラマ仕立ての商品紹介」 弊社制作実績より。

 

ブランディング用動画

 また、その価値を伝えるというよりも、その商品やサービスを映像として脳にインプットさせる効果のあるブランディングに動画は大きな役割を果たしています。

「この動画、商品のこと何も説明していない・・・」と思われるようなWEB動画があります。例えば、明治のお菓子、きのこの山。お菓子の箱でロボットを作って映像で流しています。

 美味しいと思わせるのとは違い、きのこの山でこんな遊びができるよと言うことを伝えているだけです。しかし、ココには大きくブランド力が加わっています。

 きのこの山を店頭で見かけると、子供はロボットを作りたいと思い、手が伸びることでしょうね。もちろん、私でも作ってみたいって思いますね。

 

ドッキリ動画(仕掛けて印象を残す)

 その他にも、大手家電メーカーのLG社の動画。84インチの薄型テレビをドッキリに使った広告動画は、かなりのインパクトがあります。

 壁に掛けられたテレビの画像に流れるのは、街に隕石が落ちてくるという映像です。リアルな映像に、見ている人は本当に窓の外の風景として驚きます。これも、テレビの性能よりも、綺麗な画質だということを伝えると共に、テレビの印象を脳にインプットさせるには十分な映像です。

 

 

企業へのアプローチ

 企業が商品やサービスを売るという目的の前に、企業をPRすることに特化させたWEB動画は、企業への信頼を得る大きな役を果たします。

 

B to B

 普段見ることのない、企業内部の様子、製造工程、社長の顔、従業員や職場の雰囲気など、企業の全てをお見せしますと言った映像になっています。これは、消費者をターゲットにしているのではなく、BtoBへのアプローチとしての動画ですね。企業が企業を売り込むというイメージです。

 このような動画を配信している有名な企業としてはGoogleが挙げられるでしょう。GoogleAdWords活用動画は、企業イメージと広告の2つの役割を担ったWEB動画です。

 実際に導入された企業やお店の方の、コメントを収録しています。企業イメージが上がり、Googleを使いたいなと思わせる仕上がりになっています。

 

How Toやノウハウを販売するWEB動画

 そして、最近特に急増してきているのが、WEBを使ったセミナーや、塾・英会話教室の授業です。

 

セミナーや学習塾の通信教育に利用

  セミナーの多くは東京や大阪などの主要都市で開催されることがほとんどです。しかし、これでは顧客の取りこぼしが確実に生まれます。それを埋めることができるのがWEB動画ですね。

 学習塾や英会話教室も同じことが言えます。大手の人気の高い塾で、どこに住んでいても学ぶことができるとなると、ご両親は大喜びでWEB塾で子供を学ばせたいと思いますので。

 例えば、大手企業のベネッセは、通信教育に力を入れています。ただ一方的に授業を受けるだけでなく、リアルにやり取りができたり、個人授業としてSkypeを使った学習方法等、家にいながら学習力をつけることが可能です。

 わざわざ遠いところまで夜遅くまで塾に通わなくても、家で学ぶことができれば、親も安心です。

ベネッセ オンライン教育

(出典元:http://japan.cnet.com/news/service/35065876/

 

ウェビナー(Webinar)に活用

ウェビナーとは?

ウェビナー(Webinar, ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)を組み合わせた造語)は、インターネット上で行なわれるウェブカンファレンスである。1方向だけの情報伝達であるウェブキャスト(Webcast)と対照し、ウェビナーは、実施者と参加者間の2方向で対話できるウェブカンファレンスである。ただし、対話は必ずしも行われるわけでなく、ウェブキャストと実質的に関わらない場合もある。特定の日時に開催され、リアルタイムでやり取りが行われる場合、ウェビナーの過程を録画した動画が公開される場合などがある。

引用元:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC)

 ウェビナー(Webinar)はネットビジネス系に非常に多く活用されるようになりました。※「webセミナー」「オンラインセミナー」とも言います。

 例えば、コンサルティングや塾などの高額商品をセールスする場合、集めたリストに対してメルマガからランディングページへ誘導しオファーする事も多いのですが、会いもしていない主催者からメルマガや販売ページから申し込むには少し不安なものです。その為に対面式のセミナーを経て、クロージングをかける場合もあります。

 しかし、セミナーの開催地が大阪であれば、東京の方は少し二の足を踏んでしまします。それを解決するのがウェビナーです。

 ウェビナーを使えば全国どこにいてもセミナーをオンラインで開催することができ、最後のクロージングをWEBページに誘導し、尚且つ決済させる事も容易です。なぜならネット上で視聴しているわけですから、一枚のページを用意し動画を埋め込み、販売ページのリンクを仕込むだけです。

 視聴対象者が20人でも2000人でも主催者側の労力と経費は変わりません。2000人相手にリアルセミナーを開催するとなると準備も経費も大変ですからね。

 

ウェビナーの事例

 ※ウェビナーについては、マーケティングの要素が強いためまた後日あらためて詳しくお伝えしたいと思います。このような活用方法があるとだけ覚えておいて下さい。

 

 

まとめ

 WEB動画は、リアルに旬の情報をすぐ伝えることができます。それも、日本全国、いいえ全世界に情報を伝えることが可能です。そして視聴者もどこにいてもいつでも、旬の魅力ある情報を仕入れることができるので、どちらもWin-Winの関係だと言えるでしょう。

 このようにWEB動画は、これからの企業だけでなく、お客さまにとっても非常に大切なツールになっていくことでしょう。ぜひWEB動画を有効に活用してください。

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