2016.11.16映像・動画マーケティング
「ブランディング」良く聞く言葉ですが、動画・映像マーケティングにとっても大切な戦略です。
しかし、なぜ必要なのか?どうすればブランディングを構築できるのか?を深掘りしていきたいと思います。
目次
ブランドと聞くと、ヨーロッッパの高級宝飾、例えばシャネルやルイヴィトン、ローレックスなどを思い浮かべます。また、高級車のベンツやBMWなどがまず頭に浮かぶでしょう。
このようにブランドと言えば、その個別の商品よりもロゴやマークがすぐイメージできます。もちろん、これもブランドですが、ここでいうブランドとは、商品の流通経路や購入する消費者、販売する従業員、またその会社の株主を含めて、あらゆる企業活動を通じて構築されるものです。
つまり、社名とか商標から連想される価値観や世界観のことをブランドと言います。
このブランドはイコール、イメージなのです。普段の生活の中で、誰でも企業や商品、サービスに対してイメージを持っています。
例えば、「無名の引越し会社」と「サカイ引越しセンター」
どちらが、信頼できると感じるでしょう?
サカイ引越しセンターなら、「間違いなく傷を付けずに荷物を運んでくれそう」「作業員がすべて礼儀正しく対応してくれそう」「明瞭会計で安心できる」とイメージします。
また、パンダのキャラクターを使って、「パンダのキャラクターはサカイ引越しセンター」というイメージ作りを行っています。そのために、ブランドの訴求がイメージと一致することになるのです。
ブランド力があれば、競合他社との差別化ができます。
それは、消費者が持つ商品に対してのイメージの違いなのです。
例えばですが、スーパーや市場に並んでいる牛肉。
POPには「国産牛」と書かれています。その横に「松坂牛」の牛肉があります。値段の差は数倍も違っています。
しかし、松坂牛なら、「間違いなく美味しい」「霜降りで柔らかく、口の中でお肉がとろけていきそう」など、今まで食べたことが無い方でも、そのようなイメージを抱きます。
そうすると、国産牛よりも数倍も価格の高い松坂牛であるにもかかわらず、ブランド認知がされている松坂牛ならこれくらい高くても、納得した上で購入してしまうのです。
これは、身近な人から教えてもらった情報でもないと思いますが、テレビやラジオ、チラシや新聞などから入ってくる情報によって、その商品やサービスのイメージを、無意識に作り上げてしまっているのです。
また逆に、広告を出していなくても、ブログやInstagram、あるいは口コミなどで知りえた情報で、そのお店に行列ができると言うような事も起きます。
今流行の「まとめサイト」などで、ランキングなどもすぐに知ることができます。行った事のないお店であっても、そこにいけば「仕入れた情報通りの物が手に入る」「イメージ通りの美味しい物を食べることができる」と、消費者は勝手にイメージを作り上げてくれるのです。
これほどまでにブランド力は重要だと言われていますが、具体的な必要性は何なのか?
パソコンや車など、多くの企業が商品を出しています。性能が全く同じであれば、どの企業のパソコンでも車でもいいのですが、そこに各社しのぎを削って性能を上げています。これが技術競争です。
企業は、その性能や技術を向上させる、あるいは他社との差別化を行うために、何十億という開発費用を投入して、技術競争を行っています。これは、非常にコストのかかる競争ですね。
どの企業も、高い技術料を払って商品開発を行います。大手企業であれば、数億円の技術開発料も当たり前です。しかし、これほどの費用をかけたにもかかわらず、市場に出れば価格競争をし始めます。
同じ性能なら、誰でも安い方を購入するのですから、開発した製品をドンドン安くしていかなければいけません。
こうなると、せっかく投資した技術料も、結局は利益が上がらないというような悪循環に陥る可能性があります。
以上のように、大きなリスクを抱えて企業は開発し、商品を販売しています。このリスクを回避して大きな利益を上げるために、ブランド力が重要になるのです。
大きな資金を投入して開発される製品を価格競争に巻き込まれないために、重要になるのがブランドです。
現在、インターネットを使わない世代は無いと言われています。
これは、パソコンだけでなく、スマートフォンの存在が大きくかかわっています。いつでもどこでも、インターネットで情報を仕入れることができる時代です。そのため、いい情報も悪い情報も多くの方とシェアできます。
ここで、いい情報を仕入れると、それでいいイメージができあがります。このように、簡単に情報をシェアできることで、顧客を固定化させる事ができるのです。
このように、商品やサービスは、常に競争の中で戦っていかなければいけません。その競争から抜け出すために、ブランド力は非常に重要になるのです。
同じくらいの品質。
同じ位の機能性。
同じくらいの価格。
この様な競合商品があるとします。
さて、どちらの商品の方が多くの顧客を確保することができるでしょう??
その答えは簡単です。
ブランド力のある方が売れます。
例えば、ユニクロの冬の定番と言えば、ヒートテック。
誰もがこのインナーの名前をご存知ではないでしょうか?このヒートテックと同じくらいの品質と機能性を持ち合わせているインナーが、イオンが販売しているヒートファクトリーです。
しかし、ヒートファクトリーというインナーウェアーの名前を知っている方はどれほどいらっしゃるでしょう。確実にヒートテックの方が認知度は高いのです。
このように、ブランド力を高める事で、競争を回避させることができるようになります。
顧客固定化レベルと言う言葉をご存知でしょうか。
これは、ピラミッド型に顧客層を表すものです。
①ピラミッド型の一番下にファンという層があります。ファンとは、その商品が好きだけど他者の商品も買ってしまうことがあるレベルです。
②ロイヤルカスタマーとは、絶対他社を買わない、浮気をしない層です。その商品を求めて、もしなければ販売されるまで待ちます。
③トップに君臨しているのがエヴァンジェリスです。エヴァンジェリストとは、訳すと伝道師という意味ですが、「惚れ込んだ商品を人に伝えたくてしょうがない」というくらいの入れ込みようの顧客のことです。
消費者は検索をして、商品やサービスがどのような自分にあった、あるいは必要としているものなのか知識を得ます。そしてその知識をシェアすると、その商品やサービスに対してのいいイメージが広がっていきます。
このピラミッドの頂点にいるエヴァンジェリストが、その情報を広げる役目を果たしてくれます。エヴァンジェリストが有名人であればあるほど、効果絶大です。そのため、どれだけ多くのエヴァンジェリストを作り上げる事が重要かお分かりいただけると思います。
毎年多くの商品やサービスが生み出されています。
その中で、競争を勝ち抜くため近道として、ブランド力がどれだけ重要になるのかということがお分かりいただけたと思います。ブランド力を意識した商品開発と広告戦略に是非取り組んで下さい。
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