動画制作現場ならではの切り口で綴るWebコラム

■学生のエモーショナルを刺激

　一見すると、何を見せたい、何を伝えたい動画なのか、わからないような映像が流れるリクルート動画。しかし、一目見て気を引かれることは間違いありません。また、とにかく映像がかっこいいのです。

　これは、現代の若者たちの心を、瞬時に掴むテクニックが散りばめられていると言えます。

　企業のイメージを強烈にアピールできることは間違いありません。また、1つの目的として、企業内部に部外者はそう簡単に入ることはできません。そこで動画を使って企業内部の様子を、この映像から見ることができます。

　就職活動をしている学生にとっては、気になる会社の様子や働いている社員の様子をうかがい見ることができます。

　「こんなに楽しそうに働いている先輩や上司と、一緒の働きたい」と、思わすことができるのもリクルート動画の効果です。

■イメージをリアルに伝えることができる

　まだ、企業で働いたことがない学生にとって、口頭や文章だけでその企業の良さを知ることは、難しいでしょう。

　また、「こんな会社なんだ」とイメージを膨らませていざ就職したものの、「イメージと全く違っていた。だから、転職したい。」と、安易に転職を考える若者の流出にストップをかける事もできます。

　採用する側も、企業が必要としている人材をイメージで伝えることができるので、高確率で良い人材を採用することが可能になります。そのため、リクルート動画は、ココ最近になって導入する企業が増えてきています。

　企業が必要としている学生を確保するのは、本当に難しい。会社説明会、エントリーシートの選考から始まり、面接やOB訪問など時間と労力と費用が、莫大にかかります。その部分をリクルート動画1本で補うことができます。

　その上、学生はわざわざ企業に出かけること無く、まずはホームページから動画を見ることができるので、学生にとっても効率のいい就職活動ができますね。

■コストの大幅カットも見込める

　就職活動の学生1000人がエントリーを検討して入れば、今までならその1000人に対して説明会を開催していましたが、この部分にかかるコストは、相当なものになります。その部分をリクルート動画が補うことで、大きなコストダウンを実現させることができます。

　このように、企業側はコスト面、人材確保という面で、大きなメリットが有ります。そして、学生は何社も足を運ぶこと無く、パソコンやスマートフォンなどでエントリー企業を絞り込むことができます。

　これから益々、企業にとっても学生にとっても、リクルート動画は必要不可欠なモノになってくるのではないでしょうか。