動画制作現場ならではの切り口で綴るWebコラム

 

　平成26年の調査で、フィットネスクラブの会員数は全国で4,153,706人と言われております。

 

シニア世代だけでなく若い層の会員獲得が大きな差を生む

　その中でも、シニア世代の健康意識が高く、年々増加傾向です。その反面、若者の利用者が減りつつあります。ところが、今年に入ってトレンドになってきているのが筋肉。それも、年齢を問わず筋肉男子が急増中です。

 

若い世代を獲得するには？

　体を鍛えるために、ジムやスポーツクラブ、フィットネスクラブに通う方も増えています。また、最近ではパーソナルトレーナーが注目されています。

若い層を中心に、より多くの会員を集めることが、課題になっていますね。

 

　若い人たちは、何の情報を元に決めるのでしょうか？それは、スマートフォンからの情報です。とにかく、なにか調べるために、必ずスマートフォンを利用します。

　その為、若い層の会員を獲得するにはホームページ内でのPR方法がとても重要視されています。

 

若い層が興味を引くPR動画が効果的

　フィットネスクラブで筋肉を鍛えたることがトレンドになってきている背景に、「ライザップ」があります。

 

「ライザップ」の事例

　今旬のCMに「ライザップ」がありますね。初めて見た時は、衝撃を受けました。これ、修正してるのでは？と思うくらい、肉体改造されています。

　before afterの画像を並べて、これだけの効果があったと証明しています。そのトレーニング風景や食事のことなど、実際に経験した感想も見ることができます。

　多くは著名人をゲストとして、CMを制作していました。しかし、最近は、一般の方のCMが流れています。ヤラセでないことが、見て取れますね。

　筋肉の引き締まった自分をイメージできる映像です。

 

 

施設内を魅力的に見せる総合プロモーション動画

　いざ、体を鍛えようと思っても、本当に自分にできるのだろうか、どんな設備があるのだろうか、どのようなサポートを受けられるのだろうか？様々な不安や疑問が生まれます。

　そこで、動画を使って、施設の紹介やプログラムの紹介は有効です。

 

　全国展開を行っている「ルネッサンス」は、今が旬の格闘技とフィットネスを組み合わせたプログラムを、動画を使って紹介しています。

　いわゆる施設概要ですね。入会を検討している方にとって施設は隅々までチェックしたいものです。

 

 

プログラム、カテゴリー別の動画

　こちらはコナミスポーツクラブです。

　施設の紹介動画もありますが、各プログラムに特化した動画も制作されています。自分にあったトレーニングの動画を見つけたことによって、入会する確率はグッと上がるでしょう。

 

 

トレーニングHow To 動画

　個人経営のジムが動画を使って集客に成功した事例です。

　個人でジムを開いて個人で教えているパーソナルトレーナーの中でも、マスコミが取材に訪れるジムがあります。大阪でフィットネス、パーソナルトレーナーとして　「どこでもfit」を経営する小林素明さんです。

　このジムはYouTubeにトレーニングのHow To動画を取入れたことで、成功しています。フィットネスのトレーニングは、画像だけでは到底伝えきれるものではありません。大切なのは動きに合わせた呼吸。その呼吸のタイミングは、映像でしか捉えることはできません。

　そのため、動画を使ってトレーニング法を伝えています。この動画をYouTubeにアップしたことで、多くのメディアから注目を集めました。

 

　How To動画をYouTubeに定期的にUPすることはとても重要ですね。

（参考:http://www.webdemo.jp/?p=4447)

 

 

利用者の感想（お客様の声）を動画で伝える

女性向けパーソナルトレーニングジムの事例

　筋肉を鍛えたい男子だけでなく、女性もキュッと上向きのヒップ、くびれたウエストに憧れます。特に、産後の体型を元の状態に戻すのは、大変なことです。

　そこに重点を置いて、動画でbefore afterをホームページに組み込んだのは、女性専用パーソナルトレーニングジムの「CREBIQ」。モニターの女性の体の変化が、ひと目で見て取れます。

 

　そして、利用者の方の喜びの声も、動画を使って伝えています。実際に体がどう変化してきたのか、メンタル部分はどうだったのかなどの声も聞くことができるので、安心感が生まれます。

　「利用してみたいけど、どうなのかな」という不安を、この動画で払拭することができる上、どのような効果がどれくらいで出るのかが、リアルな映像で分かるので、信頼感を生み出します。

（参考:http://crebiq.com/）

 

 

海外のフィットネスクラブ事情

　フィットネスの盛んな海外では、どのようなPR動画を展開しているのでしょうか？

 

最後まで見てしまいたくなるインタラクティブ動画

　海外でもかなり印象深い動画広告があります。「Power Vibe Studio」では、インタラクティブ広告が面白いと注目されました。

 　大きな文字で「Before」と「After」と書かれた二人の体格の違う女性が街を闊歩し、街の人々の反応を映像におさめています。特に制作費がかかるわけではなく斬新なアイディアが話題を呼び、集客に成功した事例ですね。

　ストーリーがある動画なので、つい最後まで見てしまいます。1:44秒の動画ですが、平均視聴時間は1分ほどあるのではないでしょうか？

 

※インタラクティブ動画は聞き慣れない用語だと思いますが、一言で言うと「ストーリ性」がある動画です。

詳しくは過去コラム記事⇛　インタラクティブ動画を活用しよう！　をご覧ください。

 

 

スマートフォンの自撮り動画を募集して成功した事例

　今やスマートフォンで自撮りをしない人はいないと言えるほど、自分の姿を撮ってFacebookやInstagramにアップさせる方が増えています。

　特にスポーツジムで鍛えた肉体美を見せたくなるのは、当然でしょう。そのため、自撮りで投稿する方が急増中です。

　そこで、その自撮り大好きジム利用者の写真をInstagramに投稿してもらう広告として、その参加を動画で呼びかけることで成功させたところがあります。

　スウェーデンのストックホルムのスポーツジムチェーンによる、プロモーションです。

　オリジナルTシャツを着て自撮り。それをInstagramにアップさせるというモノです。

　利用者の行動を上手く利用したこの時代を象徴するファンタスティックな広告だとおもいます。

（参考:http://www.d2c-smile.com/201312051232）

 

 

まとめ

　ボディメイクを望む方が増えている中で、ジムやフィットネスクラブ、パーソナルトレーニングジムはこれからも益々増えていきます。

　そこでより多くの方々に、自社のプログラムを分かりやすく伝えること、その施設を利用すればどのように体が変化していくのかを、映像で伝えることに各社思考を凝らしています。

 

 

もしも、サンドサンクリエイティブがフィットネスクラブの動画を制作するなら

　ソーシャルメディアと連動させたバイラル動画の制作をしたいですね。

　施設紹介の動画は必須として、あとはインタラクティブ動画を制作すると思います。Power Vibe Studioのインタラクティブ動画を見たあとなので直ぐには思いつきませんが、ジムのターゲット層に合わせたモデルさんをブッキングして、人にフォーカスした動画になるのではと思います。

　その他、Facebook動画広告用に１０秒くらいの動画を３パターンほど。あとは、悩み訴求に合わせた自宅で出来るトレーニングのHow To動画をYouTubeに定期的にUPし、ファン化させた上でホームページに誘導すると思います。

 

　斬新なアイディアはふとした瞬間に降臨するものです。

　依頼をいただきました際は、「アイディアの神」を降臨させますので安心して動画制作の依頼をしてください。（言い訳です。笑）