先日、仲良くして頂いている広告代理店の方にコーヒー飲みながら質問されました。
「4KのKって何?」
私、固まりました。
いやいや4Kはいわゆる3840×2160の画面で…
当然ながら弊社も4K機材を導入し4K編集もしています。
というかyotubeも4K再生できますから4K納品もあるわけでして…。
で、Kの意味?
それは…
「上坂(こうさか)のKですわ‼︎ははははは!」
と言ってその場を立ち去りました。
で、さっそく調べてみたところ、KはキロのKみたいですね。1000の値です。
良く言う「4Kテレビ」は
4000テレビという意味になります。
じゃあ4000って何?
これは画面の大きさです。
4Kは3840×2160ピクセル
ピクセルは映像の情報量の単位です。
間違えてはいけないのはテレビの大きさを表すインチではないという事です。
つまり50インチのテレビでも32インチでもノートパソコンの15インチでも
4Kは3840×2160ピクセルでの表示は可能です。(厳密には4Kモニターや4Kテレビでの表示)
ややこしいのでうちのテレビのピクセル画像です。↓
この一つのブロック(赤、緑、青)が縦に3840個
横に2160個あるのが4Kなのです。
で、ここからが重要で。
じゃあ何故そんなに4Kがさかんに叫ばれているの?という事なのですが
単純に綺麗なんです。
これまではいわゆる2Kでもある
1920×1080ピクセルが標準だったのが
同じ32インチテレビで
3840×2160ピクセルで表示されたら、そら綺麗ですよね?
イカそうめんが1cm間隔で切られているのと、5mm間隔で切られているのとでどっちが綺麗で、よりイカそうめんでしょうか?というお話です。
ああ、焼酎片手にイカそうめん。乙ですな〜
綺麗な方がいい。それが4Kなんです。
確かに、家電メーカーやカメラのメーカー、PCメーカーなどあらゆる業界が4Kを推奨する事で潤いますから、そういった戦略もあるでしょう。
のわりに、自分たちが納品するテレビ局は4K納品できないんですね。これが。そもそも4K放送してる番組なんてほぼ無い。
あと、数年で4K放送になると思いますが。
じゃあ何故、今回4Kの事をお話するかというと、制作の現場では4Kが主流になりつつあるからです。
カメラでは5K、6Kもすでに出ています。8Kもあります。
放送できないのになんで4K?
実は編集で4Kが使えるからなんです。
使える理由は二つ。
一つはダウンコンバートというかっこいい名前の編集方。
簡単に言えば…3840×2160を1920×1080に小さくする。です。
大きなものを縮小するので、そらァ細部が細かくて綺麗ですわな。
↑画像は一人で夜な夜な独りインタビューを撮ってみた「なぜクリエイターはボソボソしゃべるのか」篇より抜粋。
これはかなりの頻度で使用します。
で、二つ目は「切り出し」という手法です。
ダウンコンバートとは逆に4Kサイズのまま1920×1080のサイズの中でで拡大したり位置を移動させたりする方法です。
これにより現場ではカメラをパン(かめらを横に振る)していなくても編集でパンしているように見せたり、上下斜めなど自由に演出をつける事が可能になります。多少アングルが甘くても調整できたり、1カメなのに2カメ撮影などが可能です。
と、言うふうに制作の現場ではすでに浸透している4K。映画やCMの現場では6K、8Kカメラでダウンコンバートや切り出しをしている場合もあります。
ちなみに仕事は4Kでも、自宅のテレビはいまだ亀山モデルです。
先日、家電量販店の展示4Kテレビで最新のスターウォーズ見ましたが綺麗すぎてなんか逆にハリボテ感が出ていました。
綺麗な女とテレビには気をつけろ。
ということですかね?社長!!
お後がよろしいようで。