2016.11.19映像・動画マーケティング
ブランド力はイコール、イメージです。
いいイメージを消費者が持てば、その商品やサービスはヒットします。多くの企業は、このブランド力を上げるための工夫を行っています。
目次
商品やサービスにブランド力がつけば、これまでお金をかけて宣伝していた戦略費用をカットすることも可能になります。
ブランドの必要性にはもう一つ大きなポイントがあります。
それは、広告戦略のコストダウンを見込めるということです。ブランド化される事で、流通の取扱が促進されます。また、プロモーションコストが効率化されます。
例えば、地方で有名になった商品があったとします。都心では買えないのですが、全国からお客様が買いにくるという情報があれば、百貨店からオファーが来るのです。これは、SNSの力もありますが、マスコミが注目すれば、SNS以上の宣伝効果が生まれます。
一般的には、百貨店のバイヤーに商品を紹介して、販売権を手に入れようとします。
しかし、マスコミを利用してブランド力をあげたことで、百貨店の方からオファーがくるという現象が起きるのです。
老舗のブランド力は、強力です。老舗は何百年という歴史の中で、顧客を固定化させているのですから、創立数年、数十年のお店がかなうはずがありません。
その歴史の中で、誠実に変わらぬ製法で作り上げていることがブランド力なのです。
「ここの商品であれば、間違いない」という確固たる信頼があれば、広告を出す必要はありません。これが老舗のブランド力になります。
プロモーションコスト優位の例として、挙げられるのがヨーロッパの高級ブランド「シャネル」「ディオール」「ルイヴィトン」。あるいは、高級車のベンツやBMWなどですが、これらのブランド商品のCMを毎日毎日、見る事はありません。たまに見かける事があるくらいです。
このようにブランド力があれば、広告宣伝が必要最低限でよくなるのです。なぜなら、消費者が自ら情報を得ようとするからです。
ベンツのファンの方は、CMを見なくても新型やモデルチェンジをする頃に自ら情報を手に入れようとします。そのような行動を起させる老舗のブランド力があれば、広告の必要性はほとんどいらなくなります。
ブランド力の必要性は十分理解された事と思います。
では、どのようにすれば自社製品をブランド化させる事ができるのでしょうか?
ブランドを構築するには、ブランドマーケティングステージを把握しておくことが大切です。つまり、自社製品や自社サービスを把握する事ができていなければ、ブランド化させる事はできません。
オンリーワンの事業であれば、その特徴や性能など、自社製品でも把握できていない場合があります。そこで、客観的に自分の会社の商品やサービスなどを把握することが重要です。
そこで重要になるのが、機能的価値です。
機能的価値とは、その商品の事実です。
つまり、この商品の販売価格がいくらだとか、どれくらい性能が高いのかとか、どのような販路で手に入れることができるのかとか、実際の物理的価値のことです。
店頭で購入できる、ネットで購入できる、両方で購入可能などのような流通までも含めた価値のことです。
機能的価値は、身体の下半身と言えます。上半身が無ければ身体は成り立ちません。
では、身体の上半身になるのは何かというと、心理的価値です。
心理的価値ががお客様を引き寄せます。
心理的価値を上手に取り入れているのが、例えばマクドナルド。
この企業のブランド価値は6兆円くらいあります。ここでいう心理価値とは、「マクドナルドは店舗内に入りやすい」という心理的イメージのことです。
「待ち合わせで気軽に使える」とか、「リーズナブル」だとか、後はスタッフのいいイメージですね。それは、スタッフの役割がはっきりと別れているからです。
すでにマクドナルドを利用されていて気がついているかも知れませんが、カウンターの中にいるスタッフ以外で、フリーでホールを歩いて回るスタッフがいます。このようなスタッフであれば、訪ねたい事があれば、声をかけやすくなります。
このような、店舗に入りやすいイメージ、スタッフが親しみやすいイメージは、マクドナルドが意図的に作っている心理的価値なのです。
心理的価値の中でも2つに分かれます。
1つはブランドパーソナリティーです。
ブランドパーソナリティーとは、マクドナルドで言えば「ドナルド」です。とにかく、陽気で親しみやすい。このようなブランドのイメージをマクドナルドは「ドナルド」という人物で作ってしまっているのです。
そして、もう1つは、ブランドエッセンスです。
ブランドエッセンスとは、ロゴとキャッチコピーです。
ここでマクドナルドを例にとると、マクドナルドのロゴマークの中に「I’m lovin’it」と入っています。これは「何だかいいですね」という意味です。とても素晴らしいではなく、何となくいいよねというファジーな感じ。しかし、このキャッチコピーが気軽さを約束しています。
実際にブランドマーケティングをおこなっていく為には、歴史がブランドを作るケースがありますが、これでは何百年もかかってしまいます。時間を短縮して、数年で強力なブランドを築くための一番の近道は、やはり広告を使うということになります。
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