動画制作コラム

2016.12.11メディア戦略(テレビ、Web)

テレビ広告の効果とメリット

 

テレビ広告の効果とメリット

テレビCM、パブ枠含め費用面でもハードルの高さが足を止めてしまっているテレビ広告ですが、実は、ハードルが高いほど認知度が上がり、信頼を勝ち取ることが出来るのです。

強力なブランドを作り上げるテレビ広告の効果とメリットを少し掘り下げていきましょう。

 

 

テレビ広告は、考査基準があるから「信頼」が生まれる

テレビ広告は、企業や個人事業のブランド構築を加速させる事ができます。その一番の効果は、「信頼」です。

 

考査基準をクリアするための取り組み

テレビ広告出稿の厳しい考査基準

テレビ広告には、考査基準が設けられています。この考査をクリアしなければ、放送されません。各テレビ局ではこの考査基準を厳しく設けています。

しかし、この考査があるからこそ、テレビ広告を出すことで、唯一無二の信頼を手に入れることができるのです。

 

厳しい考査基準をクリアーした実例

弊社、サンドサンクリエイティブが取り扱った、ある整体院の実際のテレビCM事例です。

 

放送出来た実際のテレビCM

《テレビCM-紙飛行機編》

 

《テレビCM-野球編》

 

整体院がテレビ広告を出すとなると、厳しい考査基準の壁で、1回では審査がおりません。なぜなら、歯医者など医学に基づいている行為であれば、治療を行うとして考査審査が通ります。これは、医師ライセンスを持っているということが前提にあるので、楽に審査をクリアする事ができます。

 

しかし、この整体は治療という言葉を使ってはいけないという大きな前提があります。もちろん、医療とも認められません。では、どうすれば考査基準をクリアできるのでしょうか?

 

そこで、整体院は、その施術の効果を実際に放送局のスタッフに体験してもらうという工夫をし、治療、医療と言う言葉を広告の中に入れずに、その効果を認めてもらう事にしました。

 

実際に効果を実感する事ができた事で、考査基準をクリアする事ができたのです。

 

ただし、熱意だけでは放送局も審査する事ができないので、そのような時には別の審査を行ってくれる第三機関がありますので、そこに依頼して審査を通過させる事もできます。

 

このように、考査基準が厳しくなればなるほど、その審査に通過したことで大きな信頼を勝ち取る事が可能になります。

 

 

 

 

テレビ広告によって生まれる信頼関係

テレビ出稿のメリットは信頼

このように、効果を実感してもらうことで、考査基準をクリアすることができます。言い換えれば、考査基準が通ってCM化されることで、多くの方に初めて認知してもらう事ができるようになります。

 

このできあがったCMは、ローカル放送局であっても視聴率14%をとるドル箱のコンテンツを持っている放送局があるので、その放送局で流すことができます。

 

では、CMが放送されると、どのような効果があるのでしょう。

 

多くの方の目に止まる事で、次は紙の媒体、新聞社からの取材がくる事があります。そうなれば、こちらから紙の広告を出さずとも、無料で宣伝してもらえるという現象が起きてきます。

さらに、この施設に通われて施術を受けている患者さんに、「この整体院はCMを出している」という事で、安心していただく事ができます。また、患者さんから紹介していただく事も増えていきます。

 

このように、考査基準が高いが故に信頼感が生まれるということなのです。

 

 

テレビ広告がもたらすその他の効果

テレビCMは認知を生む.jpg

テレビは私たちの生活の一部になっています。

家にいる時、テレビをつけっぱなしにしているご家庭も少なくありません。テレビから流れてくる情報は、私たちが好む好まざる関係無しに、提供し続けてきます。

 

認知させる力こそがテレビ広告の凄さです。

 

潜在的ターゲットの発掘

普段気になりながらも、自から情報を得ようとしない方が多いですね。それは、面倒くさいとか時間が無いとかの理由で、後回しになっています。

しかし、意識していなくても一方的に情報を流してくるテレビは、最も接触時間の長い日常媒体となっています。その中で、顕在化されていない意識に対して、何気なく流れてくる情報に、思わず目が止まることがあります。それは、潜在的な意識を呼び起こすからです。

 

この潜在的ターゲット層を、発掘する事ができるのがテレビの重要な役目になります。

インターネットの場合は、ターゲットを絞って広告を出します。この商品やサービスが明らかに20代30代の女性がターゲットだとすると、そこにヒットする広告を出して、ピンポイントで狙うことができます。これが、基本的なインターネットでの広告戦略になります。

 

ではテレビ広告の場合は、どのような戦略になるのでしょう。テレビ広告でも、時間帯や放送されている番組によって、ある程度ターゲットを絞る事ができます。

ところが、20代30代の女性がターゲットだと思い込んでいた商品やサービスが、実はそのターゲット層以外で興味を持っている人にヒットすることがあります。

この潜在的にいる絞り込む事が難しいターゲットの発掘が、テレビ広告でできるのです。これがテレビ広告の大きな特徴であり、戦略の1つになります。

 

 

思いもよらぬヒットを生み出す可能性

ヒット商品を生み出すテレビ広告

(※ちょっと適切なアイキャッチ画像が見つかりませんでしたm(_ _)m)

 

 

若者向けの商品が、以外にも中高年に大ヒットする事があります。

 

例えば、スニーカー。スニーカーは10代20代をターゲットとしてデザインされています。ところが、ある特定の中高年の女性の誰もが、若者向けのスニーカーを履いているということがあります。

 

これは、若々しく見せたいという心理と、速く走りたいという行動から、中高年層の女性の間でスニーカーを履くのが流行しているのです。これは、韓流スターを追っかけしている中高年の女性の例ですが。

 

このように、狙った客層とは違う客層の潜在意識を顕在化させる効果があるのが、テレビ広告なのです。自分からは得ようとも思っていなかった情報でも、テレビから自然に流れてくることで、情報を得る事ができます。

 

インターネットでターゲットを絞り込むと、まず潜在的なターゲットは分かりません。しかし、テレビ広告であれば、ターゲットの範囲が広いので、絞り込んでいる以外のユーザーに、情報を提供することができることになります。このために潜在的なターゲット層を発掘することができるのです。

 

これが、ネットとは違うターゲット層の発掘ができる特徴です。

その商品やサービスの存在を知らなければ、売れる事はありません。しかし、目に止まったり耳に入ってきた情報から、「欲しい」という意識を顕在化させることで、購入してもらえる確率は何倍にも膨れ上がります。

 

 

ブランディングがもたらす効果

誰でも自分が働いている仕事場に信頼と誇りを持って仕事をしています。ただし、一般的に認知度の無い職場と認知度が高く信頼感のある職場では、働く人間の意欲が変わります。

モチベーション

 

インナーモチベーションを向上させるテレビ広告

例えば、一流企業、大手企業で働いていると、世間では「すばらしい会社で働いている」と思われます。これは、一流企業、大手企業の認知度が高いからです。

ところが、ほとんど名前を知られていない企業や、あるいはパチンコ産業のように、どちらかというとイメージが低い職場の正社員で働いていても、「一流企業にお勤めされている」とは、あまり言われません。

ところが、このような企業であっても、テレビ広告を流している企業であれば、認知度が高まり、さらに先ほどの考査基準のところでご説明したように、信頼のある企業だというイメージがつくことで、パチンコ産業であっても「いい企業」というイメージを持ってもらえます。

 

さらには、務めている方の家族やリクルート仲間などが、テレビ広告を出している企業だということで、いい企業で働いているということを認めてくれます。これが、インナーモチベーションを向上させることができるということなのです。

 

 

リクルートに優位に働く

リクルート

全く同じ条件、賃金も同じ、労働条件も同じ、業績も同じの企業があるとします。

 

A社はテレビ広告を出している企業。

B社はテレビ広告を出していない企業。

 

さて、就職活動をしている方は、どちらを優先して採用試験を受けにくるでしょう??

 

 

それは、ほぼ間違いなく、社会的信頼があるテレビ広告を出している企業を選びます。ということが、リクルートに優位にはたらくということです。

 

実際に、ある企業では、CMを出す前と出した後では、学歴で判断することがすべてではありませんが、レベルの高い大学の受験者が増えたという現象が起きています。

 

 

他社との信頼関係を築くことができる

他社との信頼関係

以上のような効果を期待できるテレビ広告ですが、まだまだこれだけではありません。

 

例えば大企業の広告がテレビで流れています。トヨタや日立と言った大手企業ですね。誰もが普通に見ている、次々に流れてくる大手企業のCM。

その間に自社のCMを流して、またその後に有名企業のCMが流れると、その大手企業のCMとCMの間に流した自社のイメージが、大企業と感じられるのです。

 

現在のテレビ広告は、ほとんど大手企業が出しています。そのため、「テレビ広告を出すには、相当な金額をかけなければ出す事ができない」と、見ている視聴者はそう思い込む事でしょう。そうなると、中小企業は簡単にはテレビ広告を出すことは難しいというイメージになりやすいのですね。

 

ここで、大企業と大企業のテレビ広告の間に自社のCMを挟み込んでいくのです。

すると、自社の企業イメージは格段にアップします。

 

もし、その企業に働いているとすれば、その家族は「大手企業に務めているから安心」という信頼感を持ってもらう事ができますが、それだけではなく、取引先の企業に対しても信頼を築き上げることができます。

 

今まで、人と人との繋がりの中で信頼を築き上げてきた企業であれば、テレビ広告を出す事によって信頼が増します。また、信頼の繋がりから別の企業を紹介してもらいやすくなるという現象も起きてくるのです。

 

テレビ広告は費用がかかるので無理だと思っていませんか?

その反対に、広告自体の価格が下がってきているので、今テレビ広告を出すチャンスなのです。

 

 

まとめ

 

テレビ広告を出す事によって生まれるブランド効果。広告費はただではありませんが、それだけの費用対効果を得る事は間違いありません。

ブランド力は、商品やサービスを売るために重要ですが、それだけでなく、インナーモチベーションを向上させる、良い人材を確保する、企業間での信頼関係を築く事ができるなど、企業や事業所にとってプラスの影響を与える事になります。

 

テレビ広告へ出稿や、テレビCM制作のご相談は、大阪の株式会社サンドサンクリエイティブへお気軽にご相談ください。テレビ広告出稿エリア、映像制作エリアは全国に対応しております。

 

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