動画制作現場ならではの切り口で綴るWebコラム

企業の持っているイメージや提供している商品・サービスのイメージが企業の売上に大きく影響してきます。企業のブランディング、商品・サービスのマーケティングの必須なのが“映像”です。企業や商品価値を高める映像を制作する、これが注目すべきポイントです。

企業価値を高めるための映像制作

映像制作で企業価値を高めるためには、映像に何を盛り込めば良いのか。一番最初に悩むところです。最近のトレンドに目を向けながら、映像制作に必要なポイントを探っていきましょう。

タレントに頼らない！　

イメージアップのためにテレビなどに良く出ている有名なタレントを出演させるという方法は、CM制作において採用される方法です。予算のしっかりあるCM制作であれば、出演料が高くなったタレントを起用するのも問題ないでしょう。

しかし、高額な出演料を支払ったにも関わらず、イメージ向上の効果が得られなかった場合には、出演料の大半はムダに終わってしまいます。潤沢な予算がないときいは、タレントを起用しない映像制作でイメージアップを狙うことが求められます。最近では、あえて、有名人を起用せずに映像制作を行なうということも１つのトレンドとなってきています。

社会貢献をアピール

企業のイメージアップのために取り入れられる手法として、最近トレンドとなっているのは、“社会貢献”です。環境問題をはじめとし、企業の活動すべてが営利目的ではないということ、社会的な活動に取り組んでいることをアピールすることもひとつのトレンドとなっています。高額出演料を払う必要がないので、アピール方法としては、効率的と言えるでしょう。

理解度をアップさせるために

商品やサービスの特性、特徴を理解することは企業PVを制作する上でとても重要なポイントになります。特性を知っていれば、商品やサービスの魅力を最大限に引き出すことが可能になります。最新技術を使った演出で、目を引くという方法もありますが、印象に残っても商品やサービスの魅力が伝わらないこともあるので注意が必要です。

伝わる映像制作をするためには

インパクトを重視するあまりに、商品やサービスと無関係なものを映像に取り込んでしまうことも良くあることです。しかし、これでは、視聴者に伝えたいことは何か？という疑問点が残ってしまいます。商品やサービスの魅力や特徴をしっかり伝えるために必要なことは、一体何なのでしょうか。

最も重視するポイントは視聴者へのメッセージ

まず一番に考えなければならないのは、視聴者へのメッセージです。視聴者に伝わらなければ、映像を作る意味がありません。これは、CMであれプロモーションビデオであれ、どんな映像制作にも共通して言えることです。

制作会社に映像制作を依頼する際には、商品やサービスの持つ特徴や魅力を正確に伝える映像が作れるかどうか、視聴者に想いが伝わる映像が作れるかどうかが重要なポイントになってきます。

伝わる映像制作を心がける　

メッセージをきちんと届けるためには、想いが“伝わる”映像制作をする必要があります。映像では、言葉だけでなく視覚、そして音をプラスすることで聴覚に訴えることが可能になります。

また、映像をより効果的なものに仕上げるためには、メッセージ＝言葉も大切になってきます。ナレーションを入れるのであれば、メッセージの内容にあった音＝声のトーンを選ぶこともとても重要です。メッセージ、声、音、映像、すべてがバランス良くまとまったときに、理想的な映像が出来上がるのです。

まとめ

伝わる映像制作をする上で、大切にすべきポイントは、映像、音、声、メッセージ性などがありますが、もうひとつ大切なポイントとしてあげられるのは、視聴者へメッセージを伝えたい！という気持ちです。

伝えたいという気持ちが、より効果のある質の良い映像を作ると言えるでしょう。