2017.01.13メディア戦略(テレビ、Web)
「テレビCMの料金や媒体費用は一体いくらかかるのか?」の記事で、テレビ広告はそれほど高くない」ことは、お分かりいただけたと思いますが、視聴者の目に止まるようなCMを制作し、プロモーションしなければ効果がありません。
目次
では、テレビ広告の費用対効果を最大限に引き出すためにはどうすればいいのでしょうか?
昔のチャンネルは、ひねって順番通りにしか画面を変える事ができませんでした。しかし、現在は、デジタル化されていて、リモコン操作が簡単になっています。
リモコンで4のボタンを押せば4で放送されている番組に飛びます。ところが、何チャンネルと選ばなくても飛ぶので、そのため、ザッピングする方も多いのではないでしょうか?ランダムに画面を切り替えながら、興味のある番組になれば手が止まります。
つまり、視聴者の興味を引くような、またリモコンの手が止まるような内容でなければ、制作費のムダです。
東京圏だけでテレビ広告を出すのは、費用的に難しいと思われるなら、ローカル放送局を利用してください。
それと同時進行でインターネットを使った販促プロモーションをしっかりと構築しなければ、売上は上がりません。
例えば、東京で飲食店をやっているのであれば、テレビ広告は東京で流さなければいけないのは当然です。
しかし、東京都内でお店や会社を構えているところであっても、インターネットで商品の販売やコンテンツの販売をおこなうことができるので、全国の人から購入してもらう事ができます。
と、いう事は、地方放送局を使ってCMを流して、インターネットで販売するということもできます。
そのために、消費者が購入するまでの流れを、しっかりとプロモーションしておく事が重要なのです。
テレビ広告に、タレントを起用することも必要になります。「タレントを使うと高くなるのでは・・・」と、思いますが、これもやり方次第です。
テレビ広告にタレントを起用すると、その方が有名人になればなるほど多くのメリットがあります。
なぜなら、有名人を起用したプロモーションで制作されたテレビ広告は、取材されることが多く、そのためコチラ側がなにもプレスリリースしなくてもどんどん紹介されます。
その費用対効果は6億円ほどになることもあります。そうなると、1円も広告費をかけずに視聴者に認知されます。
例えば、有名タレントプロデュースのお店であれば、芸能人がたくさん訪れる確率が高くなります。
また、マネージャーやプロデューサーなどの放送局の方も訪れます。そこで名刺交換をしながら人脈を構築することもできるのです。
また、ブランドイメージを構築しやすくなります。
誠実に経営をしている賃貸不動産であれば、誠実なイメージのタレントを使うことで、「この会社は誠実な仕事をしている」というような、ブランドイメージを視聴者に植え付ける事ができます。
その他にも、複数のメディアで広告展開する際に、統一感を出す事ができます。
タレントの出演料は年間契約になりますが、有名人になれば数千万円もすることがあります。
野球のイチロー選手であれば年間契約1億円、木村拓哉さん9000万円、SMAP(解散されましたが)で3億円くらいが相場と言われています。
しかし、これだけの年間契約ができるタレントは、芸能界の中でも一握りです。
月に数十万円で出演してくれるタレントさんはたくさんいます。そのようなタレントをキャラクターに付けた時、テレビ広告だけに出演するのはもったいない話ですね。
では、複数メディアに起用するとはどういう事なのか。
それは、ポスターに登場してもらい、ラジオ広告を出すときも声の出演をしてもらう、チラシや新聞広告もそのタレントの肖像を使わせてもらうなどです。
どれほどデザインが良くても、企業の商品名やロゴだけで統一感を出すのは難しいのですが、人物を出せば完全に統一感を出す事ができます。
視聴者は、起用したタレントの出演しているテレビ広告を見て、街中でポスターを見たり、チラシや新聞を見たりすると、同じ企業だと認知してくれます。
ただし、タレントを起用する場合、その商品やサービスが本当にいいものでなければ上手くいきません。単にタレントを使ったテレビ広告を出したからといって、それがイコール、売れることに繋がらないということです。
本当にいい商品であり、いいサービスであれば、それをどうやって知ってもらうのか、そして信頼してもらうのかが重要です。
タレントを使うと、もちろんお金はかかります。
しかし、タレントは、それだけでブランドになります。投資してでも認知してもらうには、タレントを起用するのが1番の近道になります。
ところが、逆にイメージを悪くする可能性も否めません。なぜなら、起用したタレントがイメージ通りでない事が起きた場合です。
例えば、車のCMであれば、飲酒運転やスピード違反で警察に捕まったと言う報道が流れれば、その商品のイメージダウンになります。清純なイメージのタレントを起用しても、そのタレントが少しでも清純なイメージとかけ離れていたと言うことになれば、それだけでもイメージダウンです。
そのため、タレントを起用する場合は、限られた費用の中でテレビ広告を作るのですから、上手く使う事が重要になります。
パブリシティとは、企業の広報活動の事を意味します。その中には、媒体主体のテレビや雑誌の取材なども含まれています。
テレビや雑誌の取材を受けると、無料で宣伝しているのと同じ事になります。その中でもペイドパブは、広告と準広告の中間くらいに位置していて、有料で取材を受けることです。いかにも取材を受けたような感じで、番組で取り上げられているというイメージですが、実はお金を払っています。
これは、広告主が主体のテレビ広告に比べて、テレビや雑誌のほうから取材に来たという感じなので客観性が得られます。もちろん、その商品やサービスが本物でないと取材をしてくれません。
この方法を使うメリットは、単発のコストで済むところです。テレビ広告であれば、1クールや2クールなどの期間、契約をする必要がありますが、ペイドパブであれば1回だけの契約になります。
より大きなメリットとしては、商品やサービスだけでなく企業背景や社長、従業員など人物まで認知させることができるようになるところです。
最近多くなっていますが、医者や弁護士などがテレビに出演している番組を見かけます。テレビや雑誌を利用すると、文化人として、あるいは政治家として活動したいという場合など、個人でブランディングしたい時に使えます。
例えば、橋下弁護士が分かりやすいですね。個人でテレビに出ることで知名度を上げて、講演の仕事などの依頼がきたり、知事になることもできるのです。そうなると、自分の専門以外の副業が発生することもあります。
テレビ広告は、しっかりとしたプロモーションを行う事で、商品やサービスが売れるだけでなく、知名度を挙げる事もできます。それ以外の副業も可能にしてしまうので、プロモーションがいかに重要なのか、お分かりいただけるのではないでしょうか。
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